7月も第3週目は、松山おはなしの会のメンバーの方にご出演いただき、どなたにでも読みやすい、ショートショート作品を朗読していただいています。
7月19日のご出演は、
松山おはなしの会 副会長 波頭 直子さん。
今回は、第16回坊ちゃん文学賞 大賞 「羽釜」 高野 ユタ 著 を朗読していただきました。
もともとファンタジーが好きだと言う波頭さん。
朗読していただいた「羽釜」も、ファンタジーあふれる内容で大好き、とのこと。
設定もファンタジーだし、なんだかカラフルな映像が浮かんでくるような物語。
しかも、主人公の大学生「コウちゃん」とおばあちゃんとの関わりがとっても素敵で、温かくて優しい気持ちになれます。
これを読むと、うちにも羽釜さんが欲しい・・!と誰もが思うはず。
物語のつづきは、こちらからどうぞ。
2020年7月19日(日) 16:15~16:25 放送
再放送:2020年7月25日(土)17:50~18:00
7月12日放送のゲストは、湯築小学校3年生 三好唯香さん でした。
小学校に入学してから、学校の図書館が好きになって読書をはじめたと言う三好さん。
友達と情報交換しながら面白い本を探して、読書を楽しんでいるそうです。
特に好きなのはシリーズになっている本だそうで、
今回紹介してもらったのは、
『まちがいなく名探偵』 偕成社 杉山亮/作 中川大輔/絵 。
これまでもいろいろなシリーズが発売されていて、こちらが最新刊となります。
主人公のミルキー杉山さんが、家族などの周りの人たちと協力して謎を解いていくというお話で、三好さんによると、前のお話より今回謎解きが難しくなっていて面白いそうですよ。
いくつかの謎解きがあるなかで、三好さんが好きなのは、「どっちのカップがすきですか」というお話。
一生懸命、おはなしの良さを紹介をしてくれる三好さんの姿は、かわいいを通り越して愛おしい・・。
好きな本について、好きなことをについて、キラキラと話してくれるこどもたちがたくさんいるといいな。

2020年7月12日(日) 16:15~16:25 放送
再放送:2020年7月18日(土)17:50~18:00
毎月第1週目は学校図書館の支援をしている方からのおすすめをお送りしています。
7月5日放送のご出演は、
松山市立北中学校の図書館で支援をされている、関谷 千代子さん。
ご紹介いただいたのは、
『ポリぶくろ、1まい、すてた』 さ・え・ら書房 ミランダ・ポール/文 エリザベス・ズーノン/絵 藤田千枝/訳 。
7月から日本でもレジ袋が有料化しましたが、
もう何年も前から、地球規模でポリ袋(レジ袋)などのプラスチック製品が及ぼす環境問題が注目されています。
この絵本は、アフリカのガンビアが舞台。そこに住む女性たちがポリ袋のリサイクルに取り組んだ事実を基に描かれています。
絵本の帯には、「環境保護」「責任ある消費」そして「女性のエンパワーメント」などのSDGsのマークが。
環境問題、貧困や女性の自立について。
年齢問わず、SDGsを学ぶきっかけにもなる絵本です。

2020年7月5日(日) 16:15~16:25 放送
再放送:2020年7月11日(土)17:50~18:00
6月28日のゲストは、坊ちゃん劇場劇場で公演中の「鬼の鎮魂歌」で温羅役を務める、
俳優の松之木天辺さんでした。
松ノ木さんは4年前、それまでは全く縁のなかったけれどなぜか惹かれていた小豆島を訪れ、同じく東京から移住していたルポライターで装丁家の内澤旬子さんらご友人たちの勧めであっという間に空き家を借りて移住、それから島暮らしを満喫しているそうです。
今回ご紹介いただいた1冊は、その仲良しの内澤旬子さんの新刊
『 着せる女』 本の雑誌社 内澤旬子/著 。
「出版業界の男性たちの服がダサい!」ということで、内澤さんが彼らに似合う服を見繕ってあげるというルポ。
服選びどころか服を買いに行く服すならない友人・知人の服選びに付き添い、プロの手を借りながらおじさんたちを大変身させていきます。
とにかく面白くて、なるほどなるほど、と共感したり感心したり。
自分とまわりのコーディネートを見る目が変わります。
ぜひ手に取ってみてください。

「鬼の鎮魂歌」松ノ木天辺さんの温羅役は7月26日まで。お見逃しなく!
(8月以降はキャストが変わります。)