2/2放送
公益社団法人松山青年会議所 理事長 野口 和範さん
『実行力』 PHP研究所 橋下徹/著
弁護士法人たいようで弁護士をしている野口さん。1月から松山青年会議所の理事長に就任しました。仕事柄、本読む時間は多いそうで、専門書だけでなく歴史書や経済書などを読むのもお好きなんだそうです。
そんな野口さんのおすすめは、弁護士で大阪府知事・市長となった橋下徹さんの著書。組織の運営においてご自身がどう実行してきたかを書かれています。
松山青年会議所といえば、各組織のリーダーやリーダー候補が集まる組織。リーダーとして実行のためにどうビジョンを作るか、そのためのチームをどう作るかということが野口さんご自身もとても参考になったそうで、皆さんにおすすめしたい1冊とのこと。リーダーでなくても、組織やグループに所属する人にとっての気づきもある内容です。
2/9放送
愛媛コレクション2019ミスターグランプリ 山田 健介さん
『レインツリーの国』新潮社 有川浩/著
愛媛コレクションは愛媛県内の大学生を主体とする学生団体で、愛媛を中心としたイベントの企画・運営を行なっています。2019年のイベント、ミスター・ミスコンテストでミスターグランプリに輝いた山田さん。爽やかな笑顔が素敵な学生さんです。
おすすめの『レインツリーの国』は、主人公と障害のある女性の恋愛小説。
お祖母さまが障害を持っているという山田さん、障害のある人との関わり方について共感する部分もあり、新しく気づかされることもあったとのこと。物語を通じて、障害に対する認識の違い、障害を持つ方への接し方が分かると思います。
障害があるないに関わりなく、思いやりとは何かということが描かれているので、大切な人がいる方、全ての方に読んで頂きたい一冊です。
2/16放送
ブックマスター 済美平成中等教育学校司書助教諭 玉井 喜久子さん
『蜜柑』立東舎 芥川龍之介/著 げみ/絵
文豪の名作に新進のイラストレーターが絵を付けている、「乙女の本棚」シリーズの一冊。ビジュアルに訴えるこのシリーズは、中高生に人気で、現在は15冊の文豪の作品が発売されています。
中高生にとって、芥川龍之介といえば教科書に載っている「羅生門」がおなじみですが、この「蜜柑」は、温かい短編のお話で、意外に思われるかもしれません。ノスタルジックな美しい絵で物語が綴られているので、ページをめくるのも楽しく、読みやすいと思います。世代を問わず、こういった本をきっかけに文豪の作品に触れてみてはいかがでしょう。
2/23放送
明屋書店 空港通店 武方光恵さん
『わたしのわごむはわたさない』 PHP研究所 ヨシタケシンスケ/著
ヨシタケシンスケさんといえば、MOE絵本屋さん大賞を何度も受賞されている絵本作家。大人向けの著書もあり、ちいさな子から大人まで幅広いファンを持つ大人気作家さんです。
『わたしのわごむはわたさない』も、こどもの様々な空想が展開していくその発想の面白さは大人も楽しめます。ご紹介いただいた武方さんは、お話の面白さはもちろんですが、自分が末っ子だからか、お古でもない、みんなで共有するものでもない宝物として「わごむ」を、私だけのもの!として空想を拡げている姿に共感して、なんだか懐かしい気持ちになったと言います。
ヨシタケシンスケワールドを、この絵本でもじっくり味わってください。
愛媛コレクション2019ミスターグランプリ 山田 健介さんと