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「ことば」も「絵」も心に響く1冊。

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3/28放送のゲストは、NPO法人 空色ボイスの福田雅世さんでした。

福田さんは、朗読講師、ボイストレーナーも務めており、正岡子規の作品を題材にした朗読本「声に出して味わう子規」の著者でもあります。

俳人として有名な正岡子規ですが、短歌、随筆、詩、小説と多岐にわたる作品の中でも、特に随筆と詩はリズミカルで音がよく情景描写もとても豊かで、音読・朗読にとってもおすすめなんだとか。

ぜひ、「声に出して」正岡子規の新しい魅力を味わってみてください。

 

そんな、朗読や声に出すことを大切にしているという福田さんのおすすめの本は、
『風のことば空のことば〜語りかける辞典』講談社 長田弘/著。

著者である詩人の長田弘さんは2015年に逝去されているのですが、お亡くなりになる前まで選者を務めていた読売新聞「子どもの詩」で、子どもの詩に毎日添えられていた「選評」だけをまとめて、「新版」として去年発売されたのがこの本です。

項目は五十音順の「辞典」の構成となっていますが、その内容は、長田さんが語りかけてくるような言葉が詰まった「詩集」といってよいほど、美しいことばが綴られています。

 

もともと長田弘さんのファン、という福田さんは、読み聞かせでも何度朗読したかわからないという「最初の質問」という大好きな絵本がありました。

その絵本の絵を描いた いせひでこさんが今回ご紹介の「風のことば空のことば」の絵も担当していて、その2冊をリンクさせるような表紙の女の子のイラストに惹かれて手にとってから、こちらも自分にとって大切な1冊になったんだとか。

2冊とも、ことばも挿絵も素敵で、じっくりと読んでも、ふと気がむいた時に1節だけ読んでも、なんだか心が癒されます。

すぐに手に取れる距離に置いておきたい作品です。

3月のショートショート

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毎月第3週は、松山おはなしの会のメンバーの方にご出演いただき、

どなたにでも読みやすい、ショートショート作品を朗読していただいております。

3月21日のご出演は、松山おはなしの会 大原 純さん でした。

 

大原さんは、日本朗読検定協会の認定教室「朗読seed・おはなしのたね」を主宰している朗読のプロ。

今回は、愛媛県松山市出身の作家 田丸 雅智さんのショートショートを朗読、ご紹介いただきました。

作品は、光文社『おとぎカンパニー 日本昔ばなし編』に収録されている『桜守り』です。

「おとぎカンパニー 日本昔ばなし編」は、誰もが知っている日本昔ばなしを、ユーモアたっぷりの現代ショートショートに奇跡のアレンジした1冊。

「桜守り」は、なんと「花咲か爺さん」をアレンジした作品です。

正直者のおじいさんと意地悪なおじいさんが登場する昔話と同じく、桜に関わる2人の人物が登場しますが、現代風だけど昔話以上にファンタジーあふれるような独特の世界観が楽しめます。

大原さんは、「枯れ木に花を咲かせましょう」という花を咲かせる役割と、桜守りがもう1つ大切な役割を担っているところがとても印象的、とのこと。

おはなしの全編を大原さんの朗読でお楽しみください。

※近日中にアップします。

 

なお、田丸雅智さんの作品「おとぎカンパニー」は、第1弾の世界童話を現代風にアレンジしたものから、「日本昔ばなし編」「妖怪編」とシリーズが続く人気作品となっています。

こちらもぜひチェックしてみてください。

 

「退屈」とは。

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毎月第2週は、児童生徒学生の方からその世代の皆さんからのおすすめ本をご紹介しています。

3/14放送のゲストは、愛媛大学 法文学部 3回生 原田拓実さん でした。

 

ご紹介いただいた本は、『暇と退屈の倫理学』太田出版 國分功一郎/著。

なぜ人は退屈するのか?誰にでも訪れる「退屈」の正体を突き詰めてた1冊。

哲学の本ですが、人類史、経済学、生物学などの広い視点から考察されていて、「好きなこと」とは何か?を問う序章から、新版に寄せた論考「傷と運命」までじっくりと読んでいただきたい内容となっています。

原田さんによると、読み応えがあるのに誰にでも読みやすい!とのこと。

何かに没頭したいけど、何をしたらいいか分からない時、今の自分の状況を見つめ直したい時に読めば、自分のなかに答えやヒントを与えてくれるかもしれません。

ぜひチェックしてみてください。

 

 

お探し物はなんですか。

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毎月第1週目は学校図書館関係者からのおすすめをお送りしています。

3月7日放送のご出演は、

伊予小学校の図書館ボランティアであり、「いよ本プロジェクト」代表の 岡田 有利子 さん でした。

今回おすすめいただいた本は、「お探し物は図書館まで」ポプラ社 青山美智子/著。

 

小学校での図書館ボランティア活動、これまでの図書館司書のお仕事の経験をはじめ、施設図書館を管理している岡田さんにとって、この図書館の物語は本当に魅力的、とのこと。

とある図書館の司書さんが、本を探す人たちにおすすめする本と「おまけ」で、その人の人生に少しだけ関わっていくというストーリー。

1章ごとに主人公が変わっていく群像劇ですが、それぞれが染み入るような物語となっていて、なんだか暖かい気持ちになります。

「お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?」この本の帯に綴られたコピーのとおり、なにかに迷っている方、また、少し元気をなくしているような方にもおすすめ。

4月に発表される今年の本屋大賞にノミネートされている注目の1冊でもあります。

お早めに手にとってみてくださいね!

 

愛媛県住みます芸人。本好きです。

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2/28放送のゲストは、愛媛県住みます芸人 ひめころん 斉官昌伍 さん でした。

吉本興業の芸人さんとしておなじみですが、華道家元池坊の華道を学ぶ男子で結成されているイケノボーイズ=イケメン(花をいけるメンズw)の一員でもあり、活動の場を色々と拡げてらっしゃいます。

 

本なんか読まんやろ!と突っ込まれるそうですが、芸人を目指した頃からたくさん本を読むようになったという読書好き。

そんな斉官さんおすすめの1冊は、「ノーブランド」ヨシモトブックス   前田政二 著。

著者の前田政二さんは、吉本興業の芸人養成所「NSC」の一期生で、現在は放送作家として活躍しています。

NSCの一期生といえば、ダウンタウン、トミーズ、ハイヒールといった錚々たるメンバーが揃い、著者も「銀次・政二」としてコンビを結成、この本は、当時を振り返った自伝小説となります。

今や押しも押されぬスターとなった芸人さんの青春時代の暴露話や、芸人という立場を離れたからこその視点での語り口が魅力で、

斉官さんはこの本を読むと、とにかく自分ももっと頑張ろう、という気になるし、この本をネタにいつまでも飲めるくらい面白い!といいます。

とにかく元気をもらえる1冊なので、「お笑い」というものに関係なく、幅広い方に読んでもらいたい、とのことでした。

ぜひチェックしてみてください。

 

 

 

2月のショートショート

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毎月第3週は、松山おはなしの会のメンバーの方にご出演いただき、

どなたにでも読みやすい、ショートショート作品を朗読していただいております。

2月21日のご出演は、松山おはなしの会 和田 由美子さん でした。

 

これまで報酬を得て仕事をすすめる人生に一区切りつけた時に出会ったのが、松山おはなしの会のおはなしボランティアだったという和田さん。

今回は、愛媛県松山市出身の作家 田丸 雅智さんのショートショートを朗読、ご紹介いただきました。

作品は、実業之日本社『ふしぎの旅人』に収録されている『セーヌの恋人』です。

 

和田さんは、作品と向き合いながら、セーヌで出会えるという女神を探す主人公の「愛」とは、田丸さんの描きたかった「愛」とは何だろう、と色々と考えが広がりました、とのこと。

そのあたりの感想を、作品を読んだ人と分かち合いたい、語り合いたい、と思うような内容です。

 

番組では本当に冒頭のさわりだけのご紹介だったのですが、今回の作品は少し長めの朗読になります。

和田さんの落ち着いた素敵な声の朗読で、物語をお楽しみください。

 

あこがれのお城の絵本。

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毎月第2週は、児童生徒学生の方からその世代の皆さんのおすすめ本をご紹介しています。

2/14放送のゲストは、愛媛大学教育学部附属小学校2年生 濱田菜桜さん でした。

濱田さんは、歌やダンスが好きで、お気に入りのYouTuberの動画を見ることが多いそうなんですが、なんと自分でも歌の動画を配信しているんだとか。

そんな「いまどき」の小学生ですが、本を読むのも大好き。

今回おすすめしていただいたのは、

『10かいだてのおひめさまのおしろ』PHP研究所 のはなはるか/著 です。

 

おひめさまとなった女の子のお城の1階から10階まで、どんなお部屋があるのか紹介されていくのですが、ページをめくるごとに「女の子の夢」が詰まった部屋が次々と出てきます。

絵本を片手に、1つずつ一生懸命説明してくれる濱田さん。

じっと絵本を見つめながら、「もう、ほんとにほんとにお城に住んでみたい・・・!」とつぶやく姿を見ていると、本を手にとってこんなにイメージを広げてくれるなんて!と、なんだか感動して、この読者の思いを、著者さん、販売元さん、本屋さんにぜひとも知ってもらいたい気分になりました!

これから、濱田さんも小学校中学年、高学年、そして中学生、高校生と成長していくにつれて、手に取る本も変わってくると思います。

いつまでも、絵本を見ながら夢を膨らませた今のように、その時のお気に入りの本から、たくさん夢の種を見つけてほしいなと願ってます。

 

 

図書館のものがたり

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毎月第1週目は学校図書館関係者からのおすすめをお送りしています。

2月7日放送のご出演は、

伊予小学校の図書館ボランティアであり、「いよ本プロジェクト」代表の 岡田 有利子 さん でした。

岡田さんは、伊予小学校の「図書館の先生」でもあり、司書の仕事のかたわら「いよ本プロジェクト」の活動を行なっています。

今月は、2/14(日)10:00〜16:00、伊予市の手づくり交流市場「町家」で、いよ本プロジェクトによる古本交換会が行われます。

もう読まなくなった本を、準備されている本の中から気に入ったものと交換できるという機会で、毎月現れる本棚を見に来る感覚で、ぜひ気軽に立ち寄っていただきたいとのことです。

 

さて、今回おすすめいただいた本は、

「虹いろ図書館のへびおとこ」河出書房新社   櫻井とりお 著。

学校に行けなくなってしまった小学生の主人公が、図書館でゆっくりと癒されて、主人公の世界が広がり始めるというおはなし。

図書館での本との出会い、人との出会いがとっても素敵です。

著者の櫻井とりおさんは、公立図書館で司書として勤めながら小説を書き続けている方で、この作品は発売前から図書館司書の皆さんにも話題となっていたそうで、岡田さんも司書仲間の方から聞いて、発売と同時に購入して読んだんだとか。

物語の温かさ、面白さを楽しむと同時に、作中で取り上げられている本をチェックするのも楽しい1冊。

第1回氷室冴子青春文学賞・大賞に輝いたこの作品は、児童文学、青春文学というジャンルになるかと思いますが、年齢を問わず読んでいただきたい感動作。

図書館、そしてご自宅の本棚にぜひ収めてほしい作品です。

 

 

タレント・アーティストのビジネス本

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1/31放送のゲストは、小泉製菓 代表取締役社長 小泉紗奈さん でした。

こいずみの大判焼き、和菓子でおなじみの小林製菓の3代目となる紗奈さん。

大学を卒業して代表取締役となり、今後、これまで受け継がれてきたものを大切にしながら、新しいチャレンジもしていきたいという思いも強いと言います。

今年はお菓子のセレクトショップの新店舗立ち上げも予定しているとのことで、新しい展開が楽しみです。

 

今回ご紹介いただいた本は、『GACKTの勝ち方』NORTH VILLAGE GACKT/著。

タレント・アーティストであるGACKTさん。20代の頃から事業家としても活動されていて、その軌跡が描かれたビジネス本となります。

独特の力強さと個性、一般的な考えにとらわれない、という姿勢に惹かれて、大学を卒業して家業を継ぐという道を選んだ紗奈さんご自身も大きな影響をうけたそうです。

特に本著で書かれている、思いついたことは考えるだけでなくまずやってみる、というチャレンジは、自分の進路の決断、仕事の進め方にも大いに役立っているんだとか。

GACKTさんファンの方はもちろん、夢を持っている人、夢を探している若い世代の皆さんに特におすすめです。

ぜひチェックしてみてください。

迷った時におすすめの哲学。

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1月24日放送のゲストは、公益社団法人 松山青年会議所 理事長 石原 将樹さん でした。

2021年の新理事長になった(株)石原自動車教習所 常務取締役でもある石原さん、教習所という職場環境では学べないものが松山青年会議所の活動にはある、とお話しされていました。

青年会議所の活動も、コロナ禍で先の見通しが立たない部分もあるけれど、そんななかだからこそ「ニューノーマル」とは何かという部分を示していきたいとのことでした。

そんな忙しい日々を過ごしているなか、哲学の本を読むのが好きだという石原さんが今回おすすめしてくださったのは、

『これからの正義の話をしよう』早川書房 マイケル・サンデル/著。

 

この本を手にとったきっかけは、ハーバード大学の教授である著者の公開授業を見たことだったそうなのですが、その公開授業で、「当たり前」のことについて議論が交わされているのがとてもわかりやすかったんだとか。

この本でも、物事の何が正しくて何が間違っているのか、答えではなくどういう見方があるのか、立場や状況によって考え方は様々、ということを具体的な判例とともにわかりやすく紹介されています。

 

何かに迷った時には哲学の本がおすすめで、会社経営でも松山青年会議所活動でも、視点を変えてみることが必要な時には、こういった本を読むことで気づきがありますよ、とのこと。

哲学、というと難しいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、正解不正解よりも「考える」ことが大切、って基本的なこと。ただただそれを思い出させてくれる1冊だと思います。

ぜひ皆さんも手にとってみてください。

 

 

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