red orange yellow green blue pink

火が消えるか消えないかを狙ってコックを回すと火がぼーーっとつく

日曜日, 5月 1st, 2011

cimg4693.JPG

ということで、松本さんそっちのけで小屋シリーズになっていますが、

まあ、このさい、小屋徹底探検ということで、

小屋での生活をお知らせします。

(ちなみに右上に見えている洗剤、誰かが置いて帰ったものですが、

寒さのために分離してしまっています。

洗剤って、寒いとこんなことになってしまうんですね)

写真は、お湯を沸かしているところです。

赤いボンベには、ガソリンが入っています。

ガソリンと言ってもホワイトガソリンという、車に使うものとはちょっと違うものです。

ホワイトガソリンを熱で気化させて、

気化したガソリンがガスのように青い炎で燃える、という仕組みなのですが。

多くの登山家達の御用達のこの器具。

MSRという会社のもので、1万円くらいで買えます。

実は、このMSRは、アラスカの大山さんにお借りしたものですが、

(ぼくも、日本に帰ってから自分で買ってしまいました。まあ、どうでもいいことですけど)

実際に、このストーブって、火をつけるのがすっごく難しいんです。

1、まず、赤いボトルにホワイトガソリンを入れておく(当たり前ですけど)

2、写真右、ボトルの先に赤いレバーみたいなものが付いていますが、

 シャンプーが出てくるみたいなやつです。それを、上下に押し引きして、

 ボンベの中の圧を高めます。30回くらい。

 使っていると圧が少なくなってくると、火が止まります。

cimg4771.JPG

3、まず、ボトルのコックを回して、小さじ2杯分くらいのホワイトガソリンを火口のところに出します。

 この量を間違えると、大変なことになります。

 少し多いと、爆発的に火が火柱のように立ち上って、小屋が火事になります。

4、そして、火をつけると、その火で火口が熱せられます。

5、その火が消えるか消えないかを狙って、また、ボトルのコックを回すと、

 青い火がぼーーっとつくのです。おめでとうございます。

なかなか、の技が必要です。

しかも、この当時のMSRは弱火が不得意らしく、

ガンガン沸騰させるのはいいのですが、ちょろちょろは苦手で、

煮込んだりするものは、難しいみたいです。

最近の新しいものは、それが出来るらしいですよ。

ちょっと、マニアックな話になってしまいましたが・・・。

もし、登山、キャンプをする方は、(いないか・・・)参考にされてください。

で、こんな小難しいものを使わず、ガスとか使ったらいいじゃないの。

と言う方もいらっしゃるかと思います。

そうなんです。

でも、ガスはマイナス30度では火がつかないのです。

日常使っているものでも、そんなことがあるなんて、

小屋で暮らしてみて、初めて分かったりするんです。

cimg4694.JPG

ちなみに袋に入っているのは、ミルクココアです。

すべて、荷物を減らすために、こんな感じで持って行くのですが、

実際、ほとんど余ってしまいました。

じゃあ、無駄じゃないの?

と思われると思うのですが、(問いかけが多い、しつこい伊東ディレ)

マッキンリーでは、「さあ、明日帰ります」

と思っていても、その日から、天候が悪くなって、

2週間小屋に閉じ込められる。なんてことが、当たり前にあるんです。

だから、食料は、2週間分くらい余分にもっていっておかないと、

いけないのです。

そして、食料のあまったものは、ほとんどを小屋において帰ります。

そうすることで、エマージェンシーの時、非常用の食料になるんだそうです。

誰です?

置いて帰るなんてもったいない。

なんて、言っている人は?

・・・