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警察官、釣りキチをお縄にする

火曜日, 8月 24th, 2010

今日の一場面は。

1枚目は、南東アラスカ カシーツクリークを歩く松本さん

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このホームページで紹介しているのは、ハイビジョンで撮影した一場面なんですよ。

松本さんが歩いているのは、板でできた道。
延々と板でできた道を歩きます。

なんでこんな無人の場所に、と驚きですが、
アラスカでは、こんな風にボランティアの手でいろいろな場所が整備されているんだそうです。

といっても、飛行機で何時間飛んでも人の住んでいない山や草原ばかりのアラスカですから、
いろいろな場所といっても何万分の一だと思います。

このカシーツクリークという場所は、
日本人の僕から考えると、とても人が気軽に来れるような場所ではありません。

飛行機でピータースバーグという町まで来て、
そこから、ドンさんのボートのように大きなボートで近くまできて、
さらに小さなボートに乗り換えて、
川を登ってこなければなりません。

でも、カシーツクリークは、鮭が産卵のために川を登ってくる場所なんです。

そうなんです。

釣りキチにはたまらない場所みたいです。

日本には、釣りキチがいっぱいいますが、
日本の常識で考えると、
熊がうようよいるこの場所に、
飛行機や船をチャーターしてやってくると言うのは、
ほとんど冒険です。

でも、さすがアラスカ。
いるんです。
超釣りキチが!

しかもたくさん。

しかも、お年寄りから、若者、さらに子供まで。

僕らが、撮影中に会った人は、7,8組もいました。
老夫婦。
若者のグループ。腰のベルトに、熊よけ?のピストルをつけていました。
子ども連れの家族。
など・・・。

ところで、アラスカでは、釣りには厳しいルールがあります。
日本と同じ鑑札も必要なのですが、
とくに鮭については、
その年の鮭の量などをみて、魚釣りが制限されたりするんだそうです。
そして、釣りの仕方にもルールがあって、
産卵のため登ってきている鮭を釣針でひっかけたりするとダメなんだそうです。

・・・でも、そんなの絶対にわからないじゃない。
アラスカのこんな奥地で誰が監視するの。

というあなた!

出会ったんです。

ぼくら。(このブログを最初から読んで頂いている方はご存じ)

カシーツクリーク最終日。

滝坪のふちでいつものようにカメラを構えて熊を待っていると、
残念ながら昼前、子ども連れの家族がやってきたんです。

家族は、違法なひっかけをしていました。

ぼくらは、人が来ると熊がよってこないので、
撮影を断念して荷物をまとめて帰り始めると、
後ろから、呼び止める声が。

彼らは、カーキ色の服に、胸にバッジが。

そうなんです。

警察官だったんです。

そうなんです。

魚釣りの家族は、あえなくお縄に。

なったんです。

なんで、こんなところに家族が!?
なんで、こんなところに警察官が!?

と驚くしかないのですが。
アラスカでは、自然保護に関しては、相当にきびしい取り締まりがなされているんだそうです。
徹底してますね。

昔、ネイティブの人たちが住んでいるところにアメリカ人が、入り始めたころから、
一度は大変な環境破壊が行われ、
その反省にたっているんだそうです。

徹底しているからこそ、
自然が守られるんですね。

なので、アラスカでは、
野生動物に餌をやることも禁じられていて、
それに違反すると罰せられるんだそうです。

2枚目は、セスナから空撮する松本さん

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かっこいいですね。

場所は、北極圏から南下しながらアークティックビレッジという飛行機の中継地点となる集落に向かう途中です。

ヘッドホンは、パイロットと会話するためのもの。
僕は、初めてセスナに乗った時、どうやって会話するのか分からなかったのですが、
口元にマイクがついていて、
しゃべると、その音を感知して、
マイクのスイッチが入る仕組みみたいです。

空から見た北極圏は、
本当にこれまでの人生で見たことのない風景です。

本当に人生って、いつの間にか、自分の知っている世界が、すべての世界だって勝手に思い込んでしまって、
本当はものすごく小さな世界で悩んだり喜んだりしているんですね。

そんなことを改めて気付かせてくれた取材でした。