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熊は唐辛子がお嫌い?

土曜日, 8月 14th, 2010

最初に紹介するのは、ベアスプレー。

熊撃退のためのスプレーです。
ちょっとみると消火器みたいでしょ。
まさに、小型消火器なんです。
でも、中に入っているものが、消火器とは違います。

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中身は、唐辛子エキス。なんだそうです。

消火器と同じように、安全ピンを抜いて、レバーを引くと、約10メートル唐辛子エキスがとび、
熊の顔にかかって、熊が驚き、逃げていく・・・というもの。

そんなにうまくいくとは思えないんですけど。

僕も、北極圏に着いた時に、松本さんから、渡されて「必ず、身につけて下さいね」と言われたんですが、
撮影機材とか身につけてると、すぐに忘れてしまって、
松本さんに注意されて、
でも、その時には、「機材だけでも重いのにうっとおしいなあ」なんて、
思ったのが正直なところでした。

しかし、グリズリーに遭遇して、怖い目にあった時には、
本当に「持ってて良かった」というか「あと4,5本もってもよかったのに」なんて、勝手な事を思ったのです。

このベアスプレーは、1本6000円程度。
でも、飛行機には乗せられないので、
各ポイントで購入しなければなりません。

熊が危ないのなら、ピストルを持っていた方が・・・。
という疑問もあると思います。

実際に、熊よけにピストルを腰につけてる若者にも出会いましたが、
熊は、一発で仕留めないと、傷をつけるだけだと、逆に危険なんだそうです。
見かけによらず、大変なスピードで走る熊を、見つけて、かまえて、急所に打ち込む。
なんてことは、よほどの達人じゃないとできないんだそうです。

アラスカは、都市のアンカレッジでもグリズリーの事故が毎年あるほどです。
このベアスプレーは、まさに必携です。

次は、これ。

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何をしているところだと思います?

松本さんが、ビデオカメラで何かを撮影しています。
左に見えるのは、食料テント。

熊が来ると危険なので、食料テントは、居住テントから100メートル以上離さなければなりません。

その食料テントの上のあたりを松本さんが撮影してます。

実は、撮影しているのは、蚊。
写真をクリックして拡大すると少し見えるかもしれません。
テントの上に、蚊の大群が飛んでいるのです。

画面の右上に黒い点が見えますが、それも蚊です。

ジェット戦闘機のようなうなり声をあげて、松本さんの頭の上あたりを飛んでいるのです。

こんな蚊の襲撃を受けたら、ひとたまりもありません。

その為に、蚊よけのネットをかぶったり、米軍仕様の蚊よけのスプレーをしたりしましたが、
相当、刺されました。

蚊は、黒いものが好きなんだそうで、
カメラの集音マイクの風防なんか黒いもんで、
やたらめったら蚊が止まって、ぶすぶすと刺しているのが、ちょっと怖かったですよ。

僕は、撮影中に顔や手を刺されたのは辛かった。

松本さんは、この蚊の話をフォトライブでするんだと、意気揚々と撮影していました。
蚊に刺されながら、うれしそうに蚊を撮影している松本さんを見て、
さすが、アラスカに17年間いる人は違うなあ・・・と感心しました。

そして、次は、

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松本さんが近づいているのは、野生のシカ。

なんだか、違和感がないというか、自然な感じですよね。

南東アラスカのピータースバーグの一角で出会ったシカです。

ちょうど、僕らが泊まらせてもらったドンさんの家の斜め前。
そう、ドンさんは、ボートのキャプテン。
無人島や熊のいる川まで、僕らを送り届けてくれたあの人。

ピータースバーグは、他の都市と道ががつながっていないので、
移動は、飛行機か船なんです。

海辺の町で、自然がいっぱい。
というか、自然の中に人が住まわせてもらっている。事が実感できる美しいまちです。

日本では、東京で猿が出たって、マスコミが大騒ぎ。
各局リポーターからカメラマンまで出て、猿の大追跡。

狭い土地にたくさんの人が住んで、野生動物がいないのが当たりまえの日本では、
自然や動物に対する考え方が、自然と共生して生きている他の国の人とは、
まったく違っているのだと、今回アラスカ取材で強く感じました。

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                                北極圏