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取材20日目 無人の島 ブラザーズアイランド

火曜日, 7月 20th, 2010

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7月20日

いよいよ、撮影も大詰め

目が覚めると、何だか、足元が湿っている。

やっぱり、寒い。

どうも、森の湿気みたい。

海岸に出ると、まあまあいい天気。
雨が降らない事は、いいことだ。・・・僕にとっては。
森にとっては、よくない事だ。

今朝は、特製の!豆雑炊。
またもや、豆雑炊。
だんだんと、口に運ぶのが億劫になってくる。
松本さんは、時折、水の量を多めにしたり、減らしたりして、味わいを変えている。
味は同じだが、やっぱり、水を多めにして、流し込むように食べるのが食べやすい。
一度、ちょっとご飯ぽくしたら、食べにくかった。

「パサパサご飯おしるこご飯」って想像してみて下さい。

まだ、おしるこに、パサパサご飯が入っている。と考えた方が、いけそうな気がしませんか?
餅の代わりにご飯が入っていると考えれば、納得できなくもない。・・・出来なくもない。

そして、青汁。

これは、1日2回。必ず、飲みます。
僕は、ヤクルトのフルーツ味の青汁。

松本さんは、いつも同じ青汁。
青汁の方、もしこのブログを読んでもらっているとしたら、松本さんは、本当に貢献してますよ。
北極圏や無人島で暮らす、松本さんの健康を保っている青汁は、大したもんです。
野菜が食べられない松本さんの体に、野菜成分を補給しているのですから。

さあて、ボートで、島の周辺にでかけます。

キャンプサイトから目の前に見える風景

実は、無人島なのですが、
ちょうど、ビーチの前は、小島があり、船を停泊するにはもってこいの場所になっています。
美しい自然防波堤とでもいいましょうか。

ですから、結構、豪華客船が停泊したりするのです。

この日も、小型ボート2台。
大型客船1隻。
が停泊していたのです。

船まで距離はあるのですが、結構にぎやかです。

松本さん、ボートの準備をします。

これが、なかなか大変。
ビーチの上まで運んでいるゴムボート、エンジン、ガソリンタンク一式を海まで運ばなければなりません。

ゴムボートって、軽いと思っているあなた。
普通のゴムボートじゃないんですよ。(昨日も書きましたが)
重いんです。
しかも、大きいんです。

大人2人が乗って、さらに、荷物が積める大きさ。

松本さんは、ボートを裏返し。
その中に入り、ボートをおんぶします。

横から見ていると、ボートを背負ったヤドカリ状態。
これで、海まで運ぶのですが、
とにかく、砂浜を歩くのは、歩くだけでも大変。
大変な重労働です。

さらに、エンジン。
よくモーターボートの後ろについているあれです。

そして、ガソリンタンク。

その3つが揃って、初めてボートが完成です。

ところで、海の水ですが、
本当に汚れてない海ですので、さぞかし透明度の高い、海底まで見える海だと思うでしょう。

違うのです。

まったく、海の底は見えません。

マリンブルーなんて言いますが、全然違います。

汚れた深緑みたいな色。
本当に寒々しい色なんです。

これは、海が豊かな為にプランクトンが大量にいるからなんだそうです。
松本さんにそう教えてもらいました。

海の上をゆっくりとゴムボートは進みます。

すると、小さな水鳥が。
この小さな水鳥は、人が近づくと、ピョコリと水に潜りこむのです。
そして、たまに飛ぶ場合もあるのですが、めちゃくちゃ飛ぶのが下手で、
しきりにバタバタしていますが、水面から50センチくらいでしょうか。
よろよろ、バタバタしながら飛ぶのです。

名前は、松本さんに教えてもらったのですが、忘れてしまいました。

松本さんの友達のマットさんが、この鳥の研究をしているんだそうです。

遥か海の彼方に、雪山がそびえたつ風景は、日本ではなかなか見られない風景です。

さらに、ボートを進めると、

聴こえてきました。

グワア、グワー。
ものすごい数のトドが、島の砂浜を占拠しています。

茶色地のやら黒いのやら。
皆、寝っ転がって、何をするでもなく叫んでいます。

愛嬌はあるのですが、本当にやかましい鳴き声。

なんか、こんな風景見た事あるなあ。

この島には、100メートル以上近づけません。
規則で決まっています。

遠巻きにして、撮影します。

トドの島をぐるりと一周。

島に帰ります。

陽が落ちるのは、午後10時前くらい。

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たき火をして、松本さんとなんだかんだ語り合います。

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取材を始めて20日。
松本さんの生き方。
松本さんの写真の意味。
フォトライブの意味。
などを僕なりにつかむ事が出来ました。

まさに、生きる力、生き抜く力。
目標に向かうエネルギー。
ぶれないポリシー。
ぶれることなく1点に向けて進む事が、うわべや嘘のない生き方になり、
それが多くの友人の信頼をもたらしている事がよく分かりました。

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自分のように、うわべを取り繕うとしたり、考えがぶれるような生き方は、
松本さんをとり囲む信頼の輪に入るのは難しいと実感しました。

アラスカは、美しいだけではなく、大変な厳しさをもっている国です。
その国では、うわべではなく、真実に基づいた信頼で生きていかなければ、
すぐに見抜かれてしまう。
松本さんのように純粋で真剣な人でなければならないと感じました。