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取材15日目 カシーツクリーク(熊がうようよいる場所)

木曜日, 7月 15th, 2010

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7月15日
ピータースバーグ

朝の空撮は延期。
残念ながら、霧がまいているために空撮できませんでした。

午前、11時30分。
いよいよ、カシーツクリークに向け、出発です。

ドンさんのトラックで、荷物を運びます。
船着き場まで10分。

トラックから荷物を降ろすと、ドンさんの船がやってきます。

小型の漁船くらいの大きさでしょうか。
荷物を乗せると、ポンポンとエンジン音をあげて出発。
と思いきや、さすが、漁師の町、船のガソリンスタンドによって、燃料補給。

それから、出発です。

カシーツリークへの航路は、川にしか見えないほどの狭い海。
岩がいたるところにあって、気をつけないと隠れた岩にぶつかってしまいます。

走っていると、ドンさんが、「ムースが泳いでる!」と叫びます。
見ると、遠くの方に2頭のムースが、泳いでるではありませんか。

・・・残念ながら、遠すぎて豆粒くらいにしか映りませんでした。

走る事、2時間。

やっと、カシーツクリーク付近に到着。
ところが、実際に上陸する場所が分かりません。
たくさんの同じような森が左右いっぱいに広がり、どこを見ても同じにみえるのです。

確かに、日本のように建物があるとかすれば、わかるのですが、
見えるのは、海と森だけですから、まったく、わかりません。
しかも、海の上では距離感が狂ってしまうので、よけいに分かりません。

ドンさんと松本さん、双眼鏡でみたり、地図とにらめっこして、やっと発見。

ところが、今度は、あまりに浅過ぎて、ドンさんの船が近づけません。
ものすごいと遠浅で、実際に、雨量が多く、湿地帯に近い状態です。

ドンさんのボートは錨をおろし、
松本さんのゴムボートを降ろします。
ゴムボートに、荷物を積み、僕も乗り込みます。
荷物は多いため、2回往復しなければなりません。

水深30センチを切るとボートは前に進みません

ゴムボートに荷物を乗せ、ボートでおよそ20分。
ボートの底をこするくらいの浅い川をさかのぼり、岸に到着。

キャビンの前の川 下ると海 この川を多くの鮭が登ってきます

ここからは、熊がたくさんいる場所です。
荷物を降ろすと、僕は、「おーーい!やっほーーー!」と叫びながら歩きます。

宿泊は、キャビン。
本当に、こんなところになんで家があるのだろうかというところにある一軒家。
一軒家と言っても、小屋です。

テントに比べると超快適。
熊の心配もいりません。

ルンルンと荷物を運んでいると、
あれあれ、なんと、鍵が開かないのです。
と思っていると、なんと先客が・・・。

実は、この先客、不法にキャビンを使用している釣り人。
もちろん、正式な手続きをとって、借りている松本さんが使う事が出来ます。

この一帯は、鮭が登ってくる場所なので、釣り人がやってくるんだそうです。

松本さんも帰ってきて、荷物を運びこみ一安心。

さっそく、熊のいる場所へと向かいます。

熊の集まる滝

撮影ポイントは、キャビンから30分のところにある滝。
川の上流です。
鮭が産卵のため登って来るため、熊が狙って集まってくるため、その様子を写真を撮ろうと言うのです。

熊と出合い頭は危険なので、「おーーい!」とか「やっほーー!」とか叫びながら進みます。
うっそうとした森をかきわけ、また、ひらけた場所を歩き、進みます。

到着すると、なんと、熊・・・。

ではなく、釣り人が・・・。

本当に釣り人の熱心さには頭が下がります。

熊がたくさんいて、しかも、カシーツクリークなんて、ここまで来るだけでも大変なのに、
魚を釣るためにやってくるのです。

大した根性です。

彼らは、暗くなるまで魚を釣っていました。

僕は、暗くなった森を熊の大好物の魚を持って歩くなんて、とても、とても、そんな勇気はありません。

釣りキチなんていうけど、本当にその名の通りですね。

キャビンに戻って、豆雑炊でディナー。

松本さんが、ろうそくを持ってきていたので、
それをつけると、少し、明るくなります。

そうなんです。
南東アラスカは北極圏に比べ、暗くなります。
さらに、森の中なので、キャビンの中は真っ暗。

このキャビンのうれしいところは、薪ストーブがあること。
本当にあったかです。

・・・ところが、暖か過ぎて、というか暑過ぎて・・・

・・・で、薪をもう燃やさない事にすると、

・・・今度は、寒くて・・・

といっても、テントに比べれば天国。
贅沢は敵です。