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取材4日目 アイチリック 

日曜日, 7月 4th, 2010

午前1時 テントを霧が包む

7月4日

朝、またまたグーすか寝ていると、松本さんの声。
「伊東さん。人が3人います。」
「えー!」と飛び起きると、大きなバックパックが何個も積み上げられて、遠くの方に人が動いています。
こんなところになんで!?

話を聞くと、彼らは、医者や教授の3人チームで、別のポジションに降ろしてもらって何日もかけて歩いてここまでやってきたとのこと。
少しすると、カークさんが迎えにやってくるんだそうです。
熊は、14,5頭目撃したが、すべて、自分たちを見ると逃げて行った。
との事。
本当に世の中タフな人がいます。

僕らのテントにやってきた熊の話を松本さんがすると、彼らも驚いていました。

松本さんも、例の熊の件で、早めに引き上げたいとカークさんに連絡をとっていたのですが
あの衛星携帯電話がなにしろつながらないのでうまく連絡が取れず、
どうしようかと思っていたので、ちょうど会えると聞いて喜んでいました。

松本さん3人と話していると、飛行機の音がして、カークさんがピックアップにやってきました。
ところで、3人と話している間も、無数の蚊がブンブン、ブンブン飛び回って、あちこち刺されますが、
3人のアメリカ人は、何だか平気な様子。
タフです。

カークさんは、「出来るだけ早く迎えにきたいが、調整が必要だ、もう一度連絡をくれ」といい残して、
3人のタフマンを乗せ、あっという間に飛び立ってしまいました。

と言う事で、この日は、遠出する事をやめ、テントの近くにいることにしました。
・・・で、やっぱり、たき火をしながら、河原で動物を待つことに。

しばらく話していると、川の向こうに小さな黒い点を松本さんが発見。
グリズリーでした。
彼は、ゴロゴロ寝っ転がったり、草を食べながら、次第に遠くへ行ってしまいました。

その後やってきたのが、狼。
黒っぽい、犬そっくりな風貌でした。
川を悠然と登って行きました。

そして、次にやってきたのが、カリブの親子。
2頭は仲良く川を登って行きました。

もし、少しタイミングがずれていると、熊か狼に出会っていたはずです。
偶然が命にかかわる世界です。

河原で、2人はちょとちょとと燃える火を見ながら、
松本さんの持ってきたカシューナッツをかじりながら、
川の水を飲みながら・・・。
いつの間にか、午前様。
でも、やっぱりいつまでたっても昼間です。

夜、蚊のいない時間を狙って寒いのを我慢してトイレに行きます。
が、しかし、蚊はますます増え続け。
朝、4時でもブンブン、ブンブン。
これは、大変です。