そろそろお腹が空いてくる 夜11時。
番組に届いたメールに目を通していると、「うどん」 という文字が浮かび上がった。
え!・・と思って もう一度見直してみても 「うどん」 なんて言葉は なかった。
たぶん の近くに があって、離れて なんかがあったんだろうけど
ハラペコの脳は おりこうチンパンジーのように、
を チャカチャカチャカッと並び替え、うどんに 仕立て上げたのである。

  うどんが 理性にどんと のしかかる。

それからは 「 私は食べないから。」「 食べちゃダメ!」 と AD君相手に 呪文のように唱えてみたけど
にわか呪文の三段活用は 「 うどん食べてしまいそう 」 に落ち着いた。
かと言って、家に帰るまでには そんな気も失せるだろうと思っていた。
―― ら、
今日に限って、インスタントカップうどんを デスク所持 していることを思い出してしまった・・

  もう 迷うことはなかった。