まりこ様が都会に転勤になる。
まりこ様は某ショップの店長さんなのだが
私のことを寺尾様と呼ぶので、まりこ様と呼び返してみた。
まりこ様は働き者で、あまり松山で遊ばないまま転勤。
せめて送別の食事にと、仕事終わりに誘ってみた。
ピシッとスーツで現れたまりこ様。
二番町を少し歩いただけで
「 夜遊びしているみたいです 」と楽しそうに笑っていた。
――― !
知る人ぞ知るお節介な寺尾、その言葉でスイッチが入った。
「 まりこ様、おでんなど 如何でございますか? 」(←口調誇張)
飲めないまりこ様は、コーラやお冷やで夜遊びを堪能していた。

笑顔が素敵な まりこ様、都会の色に染まらず・・ いえ、
貴女が好きな大根おでんのように程良い色に染まりつつ
都会でも まりこ様の笑顔のファンを増やして下さいね。