Archive for 7月, 2017
ロッベンのイッペン読んでみ!
「蘇る変態」星野源著
これでほぼ彼の本は制覇したのでしょうか
今回も笑わせていただきました
エライもんで何冊か読むと
「はは~ん、これはエロビデオを見るための長い長い言い訳やな」
とわかってきましたW
ただ今回は闘病生活のエッセイもあるので
ハッとさせられます
あんなヘラヘラしてるイメージだけど
そういえば開頭手術で生死の淵をさまよったんだよなあと
まあそれさえもなんとか面白く書こうとしているのが
涙を誘います
今回も笑かせてもらい泣かせてもらいました
3.5ブック
えさシネマ倶楽部
「ゴールド 金塊の行方」
知らずに観たら最後10秒で凄いどんでん返しが待ってました笑
金(きん)に憑りつかれ一攫千金を狙うゴールドハンターに
外さない男、マシュー・マコノヒー
160億のゴールドはどこに消えたのか?
で、最後どうなるのか?
ここではもちろん言いませんが
ラストを観た時は“マジか~~~(笑)”となります
この(笑)が肝
これまでもラストカットで衝撃を受けた作品はたくさんあります
未だに忘れられないのは「鑑定士と顔のない依頼人」ですね
ラストは腰から崩れ落ちましたね
こちらは“マジかーーー!!!”でした
笑えなかったW
“マジかッ!!”と拍手を贈ったのは「ユージュアル・サスペクツ」
本作に近い“マジか~(笑)”は「スティング」とか「ブラック・レイン」とか「エクス・マキナ」でしょうか
(笑)が付いてくてきます
にしてもマコノヒーは今デ・ニーロですね
4シネマ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「劇場」又吉直樹著
まあ読んじゃいますよね
で、読んだ後「火花」と比べてみました
共に細かい表現が特徴の又吉節(太宰節)で展開されていきます
偏屈な主人公の青臭さに共感しどんどん引き込まれていきます
が
確かにこちらは“恋愛小説”でした
出会いから別れるまで
若い男女が抱く感情を又吉だけの文章で表現しています
読みながら「そう、それ!その感じ!」
とあの時は稚拙過ぎて言葉に出来なかった中坊・伯洋少年の心情を描いてくれています
こうして大人になってやっと文字で確認すると頭の中ってこうなってたんだと嬉しい気もするけれど
もう戻れないのかと鼻奥ツーン現象が沸き起こり切なさがもれなく付いてきます
ところで
「火花」ではなくこちらから上梓されていたら芥川賞はどうだったんだろう
などと余計なことを考えてしまいました
世間が又吉節に慣れてしまいインパクトが無くなっていたのか
それともやっぱり受賞していたのか
でも「火花」から出して正解だった気がします
両方好きですね
いや「火花」かな
いや…どっちでもいいですね
「火花」のときも思いました
次回作が読みたい!
4ブック