Archive for 6月, 2017
ロッベンのイッペン読んでみ!
「イノセントデイズ」早見和真著
先に「足利事件」のノンフィクションを読んだからでしょうか
「衝撃の結末で3日寝込みました」のコピーが軽く感じてしまいました
いわゆる冤罪ものなのですが
事実のほうがもっとすごいことになってるのを知ってしまってるので
小説ならば見たことも聞いたこともないような展開であってほしかった
真犯人は新興宗教にはまった男だったというのも
いきなりな感じですし
もっとインパクトが欲しーのあき
ミステリーでなかなかヒットが出ません
直木賞に期待するか…
3ブック
ロッベンのイッペン読んでみ!
「いのちの車窓から」星野源著
はい、もう完全なファンです
「逃恥」以降の俄かですが何か笑
マルチな才能はまさに“今伊丹十三(賞ももらってましたね)”
中でも「そして生活はつづく」でハートを射ぬかれてからは
文筆活動のファンになりました
本作は「そして~」ほどの爆笑エッセイはありませんが
なんかシカゴ・トリビューン紙のコラムみたいで(読んだことないけど)
ちゃんとオチもある自然体な文章が魅力です
彼も「ラジオに救われた」ってエピソードでまたまた好きになってしまいました
あ、決して同じにしてるのはありませんよ!
人生の暗黒時代(勝手に自分で思ってるだけですが)だった浪人中
テレビも見られない高予備の寮生活で唯一許されていたラジオ
あの小さな黒い箱から流れてくるダウンタウン、今田、東野さんらのバカ話にどれだけ救われたことか
二人共同部屋だったのでイヤホンで音が漏れないようにしながら
それでも笑いをこらえるのに必死でした
受験に失敗したのはトラウマとなり
今だにもう一度受験をしなければいけないという悪夢を見るけれど
ラジオ好きになった原風景はあの狭い6畳部屋の隅っこで一人聴いていたあのシーン
後ろがどっちかわからなかったので前を向けなかった陰気な浪人生にとって
なによりの生きる糧でした
今はその時の恩返しが少しでもできるようにとマイクに向かっています
4ブック
ロッベンの高校総体観戦記 FINAL!
・県決勝【済美2-1松山北】
ああ、このまま松山北が1-0で勝つんだろうなあ
と思った残り5分からの鮮やかな逆転勝利でした
これまで何度となくいいところまで来ていたのに
肝心なところで脆さを露呈してしまっていた済美
だが今日は違ってました
その原動力となった彼のプレーを「ロベセレ、今日のワンプレー」に認定です
それは…
“済美24番鈴木君の1.5アシスト!”です
1点目は文句なしですが2点目はキーパーにリフレクションあったので0.5笑
「前半はキンチョーしてて…ドリブルは好きです!」
東京からやってきたドリブラーは立ち姿が既に“テクニシャン然”としています
実は同点に追いついた時、あまりにも喜びすぎている済美イレブンを見て
まだ決まっていないのに大丈夫かなと心配していたのですが杞憂でした
あそこから逆転するのは素晴らしい!
2点目が遠かった松山北
今回も渡部監督は積極采配で貫きました
「思ったより(先制点が)早く入ってしまったかな…」
悔やむ表情で少し遠くを見てました
でもここぞという時の圧倒的な集中力はもはや松北の真骨頂
この後選手権メンバーはほとんどいなくなってしまうだろうが
またこんなチームを作ってほしいなと思いました
一方、直後に県球技場で行われたJFLでは
宇和島東の韋駄天・有間君が健在ぶりを発揮で1ゴール
強豪にがっぷりよつだった今治は確実に力が付いてきています(FC今治1-1ソニー仙台)
さあ“砥部のサッカーHOT3”は明日がいよいよ最終戦
オオトリの愛媛はどんなサッカーを見せてくれるのか
スタジアムに来れない方はDAZNで是非どうぞ
ロッベンのイッペン読んでみ!
「ケモノの城」誉田哲也著
久しぶりにミステリー小説を読んでみたくなりました
拷問好きなサディストが遊びのように何人も人を殺め
洗脳させた奴隷たちに浴槽で死体をバラバラに…
その描写が克明でグロでゲロで毎日悪夢見てました(マジで)
でもまた読みたくなる筆力があります
こういうの好きなのかな(大丈夫か俺?)
ただ
同じようなアプローチは
映画だと「冷たい熱帯魚」(←名作です!)
小説だと「黒い家」で経験済み
なのでよほど新しい展開じゃないと次が予測でき驚きはなかったかな
エンドに少し変化がありましたが
「うわ~そうきましたか!」っていう新発見はなかったです
3ブック
ロッベンの高校総体観戦記 ~愛媛大会準決勝~
・第1試合【済美1-0松山工業】
早速、行きましょう!
“ロッベンセレクト、今日のワンプレー”は…
「後半3分、済美⑭福本選手の最前線からのチェイシング!」です
その前後でも松山工業のGK、DFがボールを持つたびに素早く突っかかり
いっぱいに広げた足で相手のパスを何度もブロック
「もうそこだけは大事だったので
足がつってでもやろうと思いました!」と試合後は会心の笑顔
(でも今度は最後まで走り切ってね笑)
伝統的に攻撃能力の高い選手が揃う済美ですが
今日は攻撃よりもむしろ守備が光っていました
こぼれ球への反応、ファーストディフェンダーの詰め
それは福本君だけでなくあらゆる選手がやろうとしてました
後半は暑さと連戦の疲れもあったのでしょう守備の網が綻び始め
松山工業の猛攻にさらされました
が結局この試合は福本君が前半3分に取ったスミイチが決勝ゴールに
一つ注文をするならお互いのゴールがもっと見たかった~
・第2試合【松山北3-1新田】
こちらの“ロベセレ、今日のワンプレー!”は…
「CBの④黒河主将をFWで起用した松山北・渡部監督の采配!」です
ほとんどの全国選手権メンバーが残った松北
どれほど完成度を高めているのかと思ったら
なんと背番号4が最前線にいるじゃないですか!
「選手権の後、黒河が怪我をした時に他のDFの選手が伸びてきたので
じゃあ彼をFWにしてみようかと」
中学以来の攻撃ポジションとなったが今日の2点目も決め黒河君はこれで大会2得点
「CBはいろいろ守らなきゃいけないことがあるんですけど
今は自分が好きなようにできるので楽しいです!」
⑩三宅との松北・新ホットラインも板についてました
終わってみれば松北の完勝
100人を超える新田大軍団のブレイクは秋にお預けです
さあ、大会記録が続出する今年の県総体はサッカー男子の決勝を残すのみ
済美なら10年ぶり、松山北なら3年ぶり
共に4度目となるサマーチケットの行方を一緒に見届けましょう!
(5日土曜は11時~総体決勝&13時~FC今治のダブルヘッダー
から~の~翌日19時~愛媛FCホームゲームっていう土日はいかが!?)
ロッベンの総体サッカー観戦記 ~愛媛大会準々決勝~
・準々決勝【済美6-0小松】
早朝にあったCLファイナルの寝不足を引き摺りながら
マナーとして直近のチャンピオンから取材。
新人戦優勝の済美と小松の一戦を観に砥部の球技場へ。
隣接のニンスタからは陸上競技の大歓声が。
このあたり半径500mに漂う「今までやってきたことを今日で全部出します!」っていう
青臭く甘酸っぱい青春の匂いがプンプン。
これぞ高校スポーツの醍醐味です。プロもいいけどやっぱこっちもいいなあ~笑。
では早速行きましょう
今年から始まった(すぐ終わるかも?)“ロッベン江刺セレクト、今日のワンプレー!”は…
「済美・右SB④緒方君の1点目のクロス!」に決定です。
まさに糸を引くような完璧なクロス、“ベストクロス賞”をあげちゃいます!
このワンプレーが大量点の導火線となりました。
「はい!もうそれだけが僕のストロングポイントみたいなもんですから笑」
試合後の受け答えも爽やかで好印象。
クロス前、相手DFとの競り合いで見せたデュエルもOK。
緒方君、中学時代は愛媛FC新居浜にいたそうで
「テレビで“選手権”を見て絶対に行きたいと思って」
心意気もOK!
一方、最後の最後まで攻め続ける姿勢を見せた小松ベンチ&選手にも敬意を送りたい。
さあこれで明日の第1試合(12時KO)は済美対松山工業
第2試合は新田対松山北(14時KO)となりました。
松山工業は中心選手が怪我から戻っておりほぼフルメンバー。
済美の本当の強さが試される一戦です。
そしていつブレイクしてもおかしくない新田“大”軍団。
対するは選手権王者、松山北。
県球技場で開催される明日のセミファイナル2試合は
共に好ゲームになること間違いない(by長井秀和)!
ロッベンのイッペン読んでみ!
「< 完全版>下山事件 最後の証言」柴田哲孝著
「文庫X」と全く同じ商法で店頭に並んでいたので即買い!
「足利事件」の次は「下山事件」です
戦後、GHQ占領下にあった日本
国鉄総裁下山定則が出勤途中に失踪、轢死体で発見されるが
自殺なのか他殺なのか公式の捜査結果を発表することなく迷宮入りとなった謎の事件
今回も全く知らないことばかり
著者はその事件に絡んでいたGHQのスパイの孫!
もうこの時点でぶっ飛んでいます笑
日本経済を立て直すためにアメリカから強制されたいわゆる「ドッジ・ライン」で
国鉄職員を大量解雇せざるを得なかった下山総裁
殺されたとすればそれが原因なのか?
いやいやそんな単純ではありません
実はあの日本一カッコいい男、白洲次郎が深く絡んでいたとかいないとか
そこにマッカーサーが絡んで吉田茂もいてシャグノンもウィロビーもいると…
メチャクチャ難解です
その時代が混乱したカオスだったから起こった戦後の闇だったのでしょう
全てを理解するのは私には無理でした…
3.5ブック