ロッベンコラム ~松山商業編~

「(国体出場の)大阪桐蔭野球部がウチで練習するから

日本一のチームってどんなんかと思って見させてもらったら…ド肝抜かれました!」

全国トップのパワーを目の当たりにし興奮冷めやらぬ様子の大竹監督。

なるほど、それでこの気合の入りようだったんですね。

今でも選手と共にメニューをこなし体でぶつかっていく熱血系指導者。

(この日もイブラ並みのボレーを突き刺してましたw)

キャプテンは石田君。どっかで見たな~と思っていたら

去年2年の部室に「上級生は関係ない、俺たちが強くする!」と張り紙してた子やないの~

やっぱり思いの強い子がリーダーになるんだね。

かなり苦労もあったようで。

「監督と衝突したり…チームメイトに強く言いすぎたり…」

「でも総体から意識が変わって監督ともよくしゃべって皆同じ方向にまとまってきて」

事実、これまでは大味だった試合のスコアも1-0や0-1の「ロースコアが多くなった」

「(5年前に)全国出場してからずっとベスト8止まりなんです。そこを超えたい!」

5人の3年生のうちキャプテンを支える副主将の森川はなかなか出場機会に恵まれないが

毎日サッカーノートをつける努力家だ。

「全国行った時も一人だけそういう子がいたんです。

今思うとそういう子がいたからこそ強かったのかなと…」

目を細める大竹監督。

“選手権”という大舞台が少年を大人にする。

-ロッベンコラム 2017