それぞれの秋

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

愛媛大学で毎秋、教養講座を持っています。今日がその初日でした。

講座のタイトルは「人間科学入門」です。

南海放送のトップとして「メディアの現在」という立ち位置で、ラジオ・テレビなどのメディアが、何を考え、何をしようとしているのかをお話しています。

 

今朝は8時半からの早朝?授業にも関わらず、150人程がちゃんと大講義室に集合。

(自分が大学生の頃は、朝一番の授業は必ずといっていいほど、サボっていたような気がします・・・笑) 今の学生は真面目ですね。

社長1

授業後の感想リポートをいくつか・・

 

「メディアにはソフトとハードが存在すること。メディアは情報を発信する目的で作られてきたが、人間的な欲求から少しでも影響力のあるソフトを作る動きに変わりつつあることを知った」 (理学部・一回生 男性)

 

「昔はラジオ受信機を普及させるためにソフトとしてラジオドラマを作っていたが、以後は影響力をもつ文化の担い手としての立ち位置に変わってきた」 (農学部・一回生 女性)

 

「ラジオから始まったメディアが、今はテレビ、インターネットやSNSにまで及び、発信する側の責任というものが、個人にも及んでいったことを知った」 (教育学部・三回生 女性)

 

などなど・・・受け止め方も正確で、凄いです。

こっちが教えているように見えて、実は教えられているような錯覚も感じました(笑)。

なんとなくそわそわしている祭りが近い松山。その一方で、早朝の大講堂でノートをとる大学生達。

 

それぞれの秋・・ですね。

来週は「X年後」の伊東ディレクターが教壇に立つ予定です。