『Oさんのハイライト』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

Oさんは入社の一期生にして、大昔の社長さんで、すでに故人でいらっしゃる。

「こら。かずひこ!」と社内で会うと20代の新人アナを、下の名前で乱暴に呼んでくださっていた。それが親しみをこめているということも知っていました。

1964完成社屋
写真:南海放送 旧社屋 道後樋又(1964年頃)

一階の喫茶店にタバコを置き売りしていたのですが、セブンスター全盛期の頃にハイライトがあったので、
「なんで、こんなダサいタバコを置いているのよ」とマスターに言ったら、答えずに目配せ。

 

僕の後ろにO社長がいらして、「ワシが のみよんじゃ。悪いか!?」

(爆) !  (爆) !  (爆) !

霧の立ち込める松山。
なんで今日、僕はOさんのことを、思い出しているんでしょう・・。

「社長はいつも、お昼は一人なんですね」

ある日、偶然一緒になった定食屋で。

「あのなあ。社長は孤独なんじゃ。お前には一生、わからんわ」(笑)

あなたは、おでんの串を口に挟んだままで、高笑い。

深夜放送時代に語り尽くしましたが、「孤独」とは根源的なもの。
だから、立場や職業での「孤独」を僕は感じたことはないんですが・・・

Oさん。あなたにふと、逢いたくなりました。
なんででしょうね。

hi-lite