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MSRは難しい。MSRは楽しい。ぽんぽんポンピング!

12月 27th, 2011

MSRの話

・・・やっと、今日、東京から帰ってきました!

田舎者にとって、東京の人波は、なかなかしんどいものがあります。

・・・でMSRの話。

MSRとは、なんぞや。

これなんです。

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鍋のこと?

いえいえ、違います。

派手な赤のタンクみたいな奴です。

そうなんです。

奥様の強〜い見方。

料理用の火。

ちょうど、お鍋の下に火の出る部分があります。

赤い部分には、燃料が入っています。

燃料はなに?

ガス?

いえいえ、ガスではありません。

ガスだと、マイナス30度、40度になると気化しないため、

火がつかないんです。

実は、中に入っているのは、ガソリン。

その中でもホワイトガソリン。という種類が入ってるんです。

1リットルとか4リットルとか、缶に入って売ってます。

日本でも、アウトドアショップに行くと売ってます。

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こっちだと、火の出る部分が分かりますよね。

このMSR。

なんとも着火が難しいんです。

ホント。

難しい。

実は、僕は、日本に帰ってから購入して使ってます。

写真のもので1万2千円くらいです。

(結構、高いでしょ。)

・・・で、火をつけるのが難しいんですが、

一度つけると、なんだか、「おーっ、キャンプしてるなあ」という気分になって楽しいんです。

まずは、タンクの右についている、赤いレバーみたいなのがありますよね、

そのレバーを何度も押したり引いたりします。

松本さんは、「30回以上ポンピングしてください」と言っていました。

これは、タンク内の気圧を上げるため、

そして、次に、タンク右(写真の)にある、コックをひねると、

圧力で、火の出るところに、ガソリンがピーっと出て行きます。

このときに出しすぎると火事になります。

程よく出ると、ライターで着火。

でも、それで火がつくわけではありません。

この時は、真っ赤な火がつきます。

実は、これは、火の出るところをあっためる儀式。

その赤い火が2,3分で消える頃、火の出るところがあったまります。

その瞬間を狙って、コックをひねると、青い火が、ぼーーーーっとつくのです。

ですが、失敗すると、さらに赤い火柱が上がって、すっごく危険です。

・・・なので、難しいんです。

cimg4649.JPG

・・・とここまで書いて、疲れました。

MSRで作ったラーメンを食べている、へっぴり腰で卑しく頭の悪いディレクター伊東が、

アラスカのまずーーーーいインスタントラーメンを食べているところ。

「こんなの見たくな〜い!」

その気持ち分かります。

ちなみに、座っているのは椅子ではなく、

排泄物をためておくタンク。

きったなーーーーい!

・・・それから、写真には、立派なガス台みたいなのが見えてますが、

壊れてます。

こんな立派なものがあるのに、使えないなんて、辛いものがあります。

トホホ。

・・・そして、小屋の中は、ものすごーーーく、寒いです。

あまった食料は、ケチケチせず山小屋において帰るのだ。

12月 25th, 2011

酔っぱらいのサラリーマンがいない土曜日の新橋から更新です。

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マッキンリー、山小屋の中。

手前のジップロックに入ったもの、何だか分かりますか?

茶色い粉なんですが、

これは、ココア。

それにしても1年分でも飲みきれないくらいの量だと思いませんか。

実際、そうなんです。

キャンプが終わった時、ほとんど残ってしまいました。

「じゃあ、そんなに持っていかないでいいじゃないか。」

そう思いますよね。

僕も、そう思いました。

じゃあ、なんで・・・?

それは、キャンプする場所に理由があります。

キャンプする場所は、マッキンリー中腹。

キャンプの日数が2週間とします。

もし、2週間分の食料を用意したとします。

そして、キャンプ最終日。

さて、下山しようとしていると、雲行きが怪しくなってきます。

これでは、セスナが飛べません。

それじゃあ、セスナが次に飛べるのは、いつでしょう。

明日? あさって? それとも、3日後・・・。

マッキンリーの天候は、まったく分かりません。

場合によっては、2週間悪天候が続く事も十分あります。

そうなんです。

たくさんの余裕がないとだめなんです。

マイナス30度、40度の極限の場所で、食料がなくなることは、命に関わる事です。

なので、余裕をもっているのです。

・・・なんて、かっこいい事言ってますが、僕みたいな素人が分かる事ではなくて、

すべて、松本さんに教えてもらった事。

そして、もう一つの山の掟は、あまった食料は、ケチケチせずに、山小屋において帰ること。

次に山小屋を使う人が、それで助かるかもしれません。

山小屋の周りには、ホワイトガソリン(燃料)の入った缶が無数にありました。

見も知らない人の事を考える。

そんな考え、今の日本になくなってるような気がします。